機長です。
あまり気乗りがしないのですが、失われてしまったものについて書こうと思います。
■イチョウの木
ちょっと前の話ですが、今年3月に鶴岡八幡宮のイチョウの木が倒れました。
機長も何度も訪れて、あそこにあって当たり前のと思っていた大木です。
鎌倉幕府の将軍であり、朝廷とも近かった源実朝が八幡様を参拝した帰りに、このイチョウの木に隠れていた公暁に暗殺されるという事件の舞台になった場所です。
公暁は親の敵と唆されたのか将軍への野心があったのか謎です。
頼っていた三浦義村に通報され、その日のうちに捕らえられ命を落とします。
そんな歴史があって有名なためか、機長も訪れるたびに何度も見上げたイチョウの木が失われてしまいました。
■機長は今週、松山に出張していました
出張最後の帰りの日、せっかくですので飛行機までの時間が空いたため一ヶ所だけ市内を観光しようと思いました。
小雨程度でしたが、バスを降りて進むと道にはドロが流れたあとが残っていました。
そして、もっと驚くことに遭遇したのです。
愚陀仏庵(正岡子規も過ごした夏目漱石ゆかりの建物)が、前日深夜から降り続いた雨による土砂崩れで倒壊してしまいました。
坂の上の雲ミュージアムと合わせて見学したいと思っていた場所です。
機長が訪れたときは職員の方々が土砂を片付けているという生々しい状態でした。
「坂の上の雲ミュージアム」は見学することができましたが、愚陀仏庵と松山藩の洋館へ通じる道は通行止めです。
大変貴重な文化遺産が失われてしまったのです。
とっても残念なことだったので、あまり書くことができません。
多くの観光客が楽しみにしている場所の1つですので、松山の方々には肩を落とさず、復旧していただければと思います。
被災されて大変なこととは思いますが、期待しております。
(機長)
早い復旧をお祈りします。。。